中級者のためのレッスン

最初に中級者の定義をしておきましょう。

男性の場合、
①基礎技をきちんとリードできる
②音楽を聴きながらリードできる
③女性に合わせたリードができる
④ルーティーンに慣れている
⑤テンションを使いこなせる

女性の場合
①基礎技のステップがきちんと踏める
②音楽どおりに足を踏める
③男性のリード通りに動ける(先読みしない)
④回っても軸がぶれない

これは、ここだけの基準です。
人によって、教室によって、クラスの基準は変わってきます。

サルサの楽しみの一つに、「技を作る」ということがあります。
サルサの技は非常に簡単に作れます。
なぜなら、基礎技の連続だから。
基礎技に少し、自分なりのアレンジを入れてみてもいいでしょう。

面白い技を考えて、試しにやってみたら受けが良かったという技は、
だいたいどこでも、初見では受けがいい場合が多いです。
そういう技は覚えておきましょう。

もっというと、技を意識せず、音楽に合わせて踊っていたら、
勝手に技ができていたというのも大いにあります。

踊った後に、「あの技どうするの?」と聞かれたとき、
音楽に合わせて、曲のイメージに合わせて踊ってただけなので、
どんなことをやったか覚えていないということがよくあります。

技を準備するのもいいですが、その場その場で、
曲に合わせて変化していくことも大切です。

音楽を表現するには、音楽を聴けなければなりません。
きちんと音楽を聴きましょう。

ここからは、個人の感覚も大いにかかわってきます。
独特な踊りをする人には、独特な感覚を表現する力があります。
正直、日本では、均一的な踊りになっていて、
なかなか個性とめぐり合えません。
洗練されていなくても個性的な踊りは魅力的であったりします。

何か、自分の強みをみつけましょう。
見つけ方は、相手が楽しそうにしているか、
驚きがあるかどうかです。

スタイリングなどを覚え、表現するのもいいと思います。
ただし、女性の場合、リードの邪魔にならないよう気をつけてください。

本当に今さらですが、基本姿勢をきちんと維持できるようにしましょう。
そして、一番大切だけど、できている人が非常に少ないリラックス。

最低限の支える力は残し、力を抜いてリラックスできるようにしてください。
受けが重い相手と踊れば、自分まで力が入ってしまいます。

防御策としては、そういう人には、流れを完全につけて、
できるだけ自分はリラックスして踊れるよう心がけてください。

基本姿勢のときに、きちんと腕の外側の筋肉で支えましょう。
基本姿勢の時点で、重い人が多いので、組んだ時点で、相手の質がわかります。

男性は、自分のリードがしっかりできていて、
受けが完璧な女性と踊ると、
相手が妖精のように、まるで体重が存在しないかのように感じることがあります。

女性は、初級者、中級者くらいなら、流れで運んでもらえるリードを好む傾向があります。
そこで止まっていては、一生、妖精にはなれません(笑)

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